Presented by NAFL 日本語教師養成通信講座
  ことばの使い方(社会言語学・敬語)

分類:その他
ビジネスの場で「なるほど」という相槌は使用しないほうがいい?
 「なるほど」は、他からの知識・意見や現実の状況などに対して、その正しさ・合理性などを認める気持ちを表すといわれます。

 正しさ・合理性を認める対象が相手からの情報・意見などである場合には、相手からの情報・意見を評価するというニュアンスが生じるため、目上の人への相槌としては用いられにくいと考えられます。

  「こうすると問題は解決するんじゃないかな」
  「なるほど。確かにそうですね」

 一方、正しさ・合理性を認める対象が現実に観察される状況・事物であれば、相手の発話を受けての相槌とはなりませんから、側にいる聞き手が目上の人であっても礼をかくことにはなりません。

  (目の前に存在する対象を眺めながら)
  「なるほど。よくできているなぁ」

 相手からの情報・意見に評価を下すという行為は、たとえ下されるのがプラスの評価であっても、目上の人に対しては不遜であると受け取られるのが一般的なようです。

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