Presented by NAFL 日本語教師養成通信講座
  ことばの仕組み(文法)

分類:動詞(ある)
人間に対しても「お父さんがありますか」などと「ある」が使えるのはなぜ?
 ものの存在を表す時、生物は「バス停に田中さんがいます」、無生物は「机の上に本があります」となるのが基本ですが、質問の場面の「あります」は、「お父さん」の存在ではなく、所有を表しています。

 つまり「私には父があります」となって、「私」という主体が「父」を所有しているという、所有・所持意識を表しているのです。例えば「私には子供が3人あります」「彼には恋人があります」などのように、「そこから縁を切ってしまうことができない相手」という意識が根底にある場合、「いる」ではなく「ある」が使われるようです。

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