本音がわかる中国語口語表現
 
執筆 李傑明
李傑群
編訳 本間史

アルク刊『本音と建前が分かる中国語口語表現』から毎週1フレーズをピックアップし、会話形式の音声とともに学ぶコーナーです。その表現が使われる「場面」の解説を併せて読めば、あなたも中国人の本音がわかるようになる!


     
   
(わたしを困らせないでよ)
 
     
会話1
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A: 李さん、オレを困らせないでくれよ。この10の公印のうち二つくらい押してなくてもいいだろう?
B: 駄目だ。一つでも欠かしてはならない。
会話2
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A: 李さん、オレたちはこれまでちょっとしたいさかいはあったけれど、だからってオレを困らせないでくれよ!
B: そんなことはしてないよ。これは公の事を規則どおりやっているだけさ。
場面

この言葉は相手の対応に不満を示す際に用いるものです。その意味は、「わたしに難題を出さないでくれ」ということです。言い換えれば「わたしをパスさせてくれ」となります。この言葉の背景として二つ考えられます。一つは難癖をつける場合です。例えば会話1で、誰でもあちこち回って公印を押してもらうのは嫌なものですから、Aは李さんにちょっと考慮してほしいと頼んだのですが、李さんは当然Aの手抜きを許すはずはありません。

二つ目は報復する場合です。例えば会話2で、李さんはAをやっつけるチャンスを待っていたのです。会話1のAはちょっと駆けずり回ればそれですみます。しかし会話2の場合そう簡単にはいきません。李さんはあくまでもAを“ ”(通り過ぎる)させはしないでしょう。


『本音と建前が分かる中国語口語表現』より